『歯周病』
テレビのCMや雑誌などで、毎日のように流れている言葉ですが、それがどんな病気か正確に答えられる人はそう多くありません。
歯周病とは、読んで字のごとく『歯』の『周り』の『病気』です。
歯周病治療には患者様の正しい知識と協力が必要です。
歯周病の原因はお口の中の細菌です。細菌が集まって層を成したものをプラーク(歯垢)とよびます。
プラークの中の歯周病菌が感染し歯の周りの歯肉、歯根膜、歯槽骨などの組織を破壊していくのです。歯槽骨が大きく破壊されると歯を支えきれなくなり、歯がグラグラになったり、抜け落ちてしまったりするのです。
歯周病の進行はこのような経過を辿ります。
ここで注意しなければならないポイントは、 ⑤くらいになるまでは歯周病による痛みはほとんどないということです。
つまり、痛みが出たらそれは末期症状ということなのです。
残念ながら、最先端の歯周病治療を行っても⑤⑥くらいまで進行した歯周病を完治させるのは非常に難しいとされています。